みなさんが子どもの頃に、なんとなくタブー視されていて教えてもらえなかったことってありませんか。
私のうちでは性(や恋愛)についてとお金については完全にタブーな雰囲気でした。
最近では小さいうちからの性教育やマネー教育をするべきだという動きがありますよね。
私もめんペンには、生きるために必要なことは(言葉はある程度選ぶとして)隠さずに教えてあげたいと考えています。
隠せば隠すほどいやらしいイメージや悪いイメージが独り歩きするような気がするんですよね。
今回はその第一歩として、まずは親である私がお金について勉強しよう!というプロジェクトの第一弾です。
感じていたタブー感
家族旅行にかかった費用を教えてくれない。(親なりの気遣いなのでしょうけど。)
銀行ATMを操作するところを見てはいけない。(何をしているのか見ようとしたら怒られました。)
お年玉は即没収され、どこにどれだけなんのために貯金されているのか知らない。(大学に入った頃に教えてもらいました。)
こういったことからなんとなく「お金のことは聞いちゃダメ」「お金のことは話しちゃダメ」と思うようになっていたと思います。
私だけでなくおいぬさんの実家も、なんとなくお金の話をタブーな感じの家庭だったそうです。
そういうご家庭は多いのではないでしょうか。
しかし、やはり生きるためにお金というのは必要不可欠なもの。
家の貯蓄はいくらだとか、お父さんとお母さんの年収はいくらだとかそういったことはさておき、
価値の感覚やお金を稼ぐ意味、お金の使い方など、小さいうちから知っておいて損はないことはたくさんあると思うのです。
そういったことを、子どもと一緒に考える第一歩におすすめの本が『お金とじょうずにつきあう本』です。
『お金とじょうずにつきあう本』とは?
ずっと気になっていたこの本。
前職でも小学生の講座に使えないかと検討していて、なんとなく機会を逃していたのですが、
今回読んでみて、早くやればよかった!と思いました。
この本はフランスの教育出版社バイヤールから出版された子どものための生活ガイド『vivre ensemble(一緒に生きる)』シリーズの翻訳です。
シリーズには他にも『地球にやさしいひとになる本』『暴力から身をまもる本』といったものがあります。
全部そろえてもよさそうですね…
『暴力から身をまもる本』は冒頭にも書いたタブーの二大巨頭の一つ性教育にも関連がありそうです。
子どもたちは未来を担う大切な「社会の一員」であり、彼らのために必要なのは安易な言葉でごまかしたり隠したりせずに社会の現実をきちんと伝えることではないか、と本書解説にも書いてあり、
まさにその通りだと思いした。
教える内容ももちろん子どものためになるのですが、
“大人が子どもの疑問に真摯に向き合い、考えた言葉でできるかぎりきちんと伝える”
子どもに向き合うこの姿勢こそが大切なのことなのではないでしょうか。
次回のブログでは本の内容や感想など共有できればと思います。
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